『マリオカート』シリーズは、任天堂を代表するアクションレースゲームとして、1992年の初代『スーパーマリオカート』から30年以上にわたり世界中のプレイヤーを魅了してきました。2025年6月5日に発売された最新作『マリオカート ワールド』は、シリーズ初のオープンワールドを採用し、Nintendo Switch 2のローンチタイトルとして大きな注目を集めています。本記事では、『マリオカート』の歴史を振り返りつつ、『マリオカート ワールド』の新要素や魅力を詳しく解説します。
マリオカートシリーズの歴史
『マリオカート』は、マリオシリーズのキャラクターたちがカートやバイクでレースを繰り広げるパーティーゲームです。アイテムを使った逆転要素や、シンプルながら奥深い操作性が特徴で、初心者から上級者まで楽しめる設計が人気の秘訣です。以下に、シリーズの主要な作品とその特徴を時系列でまとめます。
シリーズの歴史(主要作品と特徴)
| 発売年 | タイトル | プラットフォーム | 主な特徴・売上 |
|---|---|---|---|
| 1992 | スーパーマリオカート | スーパーファミコン | シリーズ初作品。アイテムによる逆転要素を導入。国内でSFCソフト最高売上(約880万本)。 |
| 1996 | マリオカート64 | NINTENDO64 | 3Dグラフィックを採用。4人対戦が人気に。約990万本。 |
| 2001 | マリオカートアドバンス | ゲームボーイアドバンス | 携帯機初のマリオカート。SFCコースのリメイク収録。約590万本。 |
| 2003 | マリオカート ダブルダッシュ!! | ゲームキューブ | 2人乗りカートとキャラ固有アイテムを導入。約700万本。 |
| 2005 | マリオカートDS | ニンテンドーDS | オンラインプレイ対応。リメイクコース充実。約2360万本。 |
| 2008 | マリオカートWii | Wii | バイク追加、モーション操作対応。約3700万本(レースゲーム史上最多当時)。 |
| 2011 | マリオカート7 | ニンテンドー3DS | グライダーや水中走行を導入。約1900万本。 |
| 2014 | マリオカート8 | Wii U | 反重力走行を追加。約850万本。 |
| 2017 | マリオカート8 デラックス | Nintendo Switch | 『8』の完全版。DLCコース追加でシリーズ最多96コース。約6735万本(2025年時点)。 |
| 2019 | マリオカート ツアー | スマートフォン | ガチャ要素とリアル都市コースを導入。 |
| 2020 | マリオカート ライブ ホームサーキット | Nintendo Switch | AR技術で自宅をコースに。 |
| 2025 | マリオカート ワールド | Nintendo Switch 2 | オープンワールド採用、24人レース対応。 |
シリーズの進化と影響
- アイテムシステムの革新:
初代から導入されたアイテム(バナナ、甲羅、キノコなど)は、レースにランダム性と戦略性をもたらし、他社レースゲームにも影響を与えました。アイテムルーレットはパチスロをモチーフにした遊び心も。 - パーティーゲーム性:
宮本茂氏は「マリオカートはコミュニケーションゲーム」と語り、勝敗だけでなく友人や家族との盛り上がりを重視。 - 技術的進化:
2Dから3D、オンライン対戦、反重力走行、オープンワールドへと進化。マリオカートDSはWi-Fiコネクション対応でオンライン対戦の先駆けに。 - 文化的影響:
テレビ番組水曜日のダウンタウンやテレビ千鳥で取り上げられ、フォーミュラEのアタックモードにも影響を与えるなど、ゲーム外でも存在感を発揮。
マリオカート ワールドの概要
マリオカート ワールド(2025年6月5日発売、Nintendo Switch 2専用)は、シリーズ第9作目であり、Switch 2のローンチタイトルとして登場。従来のコース単位のレースから、オープンワールド型の広大なマリオワールドを駆け抜ける新スタイルを採用しました。開発は2017年に始まり、当初はSwitch向けだったが、Switch 2の性能を活かすため移行。
基本情報
- 発売日:2025年6月5日
- プラットフォーム:Nintendo Switch 2
- 価格:未公開(詳細は公式サイトで確認)
- ジャンル:アクションレースゲーム
- プレイ人数:1~24人(オンライン対応)
- 開発者:任天堂(プロデューサー:矢吹康之)
マリオカート ワールドの新要素と魅力
マリオカート ワールドは、従来のシリーズから大きく進化し、新たな遊び方を提供します。
以下に主な新要素を箇条書きで解説します。
新要素
オープンワールドの採用:
- コースが地続きで繋がり、ワールドマップを自由に移動可能。レース間の移動もコースの一部に。
- 時間帯や天候の変化で同じコースでも異なる体験を提供。
- 例:キノコキングダムの夜間はライトアップされ、視界が変化。
24人レース:
- 前作の12人から倍増。最大24人での大混戦が可能。
- オンライン、ローカル通信、ソロプレイ全て対応。
新モード「サバイバル」:
- チェックポイントを指定順位以内で通過しないと即脱落の緊張感あるモード。
- 戦略的なアイテム使用と走行ラインが重要。
新アクション:
- チャージジャンプ:Rボタン長押しで高くジャンプ。障害物回避やターボ加速に活用。
- レールスライド:電線や手すりを滑走。甲羅回避やショートカットに。
- ウォールラン:壁を走行可能。コースの立体感が増加。
- リワインド:ミス時に時間を巻き戻してリトライ(制限あり)。
キャラクターとカスタマイズ:
- 総キャラ数50体(初期32体、解放で追加)。新キャラにウシ、ペンギン、クリボー、ハンマーブロスなど。
- コスチュームは100種類以上。スーパーマリオオデッセイやマリオカート ツアーの衣装も登場。
- マシンカスタマイズは簡略化。タイヤは固定だが、ステッカー装飾で個性表現。
新アイテム:
- 6種類の新アイテム追加(例:ゴールデンこうら=コインを撒く)。過去作のきょだいキノコも復活。
- アイテム「カメック」でキャラの見た目変化や解放が可能。
コースとBGM:
- 新コースと過去作リメイクコースを混合。SFCおばけぬまやチョコレーとうが移動ルートに登場。
- BGMは200曲以上。マリオシリーズ全般から選曲(例:スーパーマリオワールドのアスレチック曲)。
ゲームモード
| モード | 内容 | おすすめポイント |
|---|---|---|
| グランプリ | 4コース+移動ルートで順位を競う。トロフィー獲得で新キャラやコース解放。 | シリーズ伝統のモード。初心者でも順位を気にせずキャラ解放可能。 |
| サバイバル | チェックポイント通過順位で脱落。最後まで残る緊張感。 | 上級者向け。アイテム戦略が鍵。 |
| VSレース | 任意の2コース間を走行。自由なルート選択可。 | カジュアルプレイに最適。 |
| フリーラン | レースなしでワールドを探索。隠し要素発見に。 | 景色やBGMを楽しみながらリラックス。 |
| バトル | バルーンやコインバトルなど。最大24人で混戦。 | 友達とのパーティープレイに。 |
おすすめ攻略とプレイのコツ
マリオカート ワールドの魅力を最大限に引き出すための攻略ポイントを紹介します。
おすすめキャラとマシン
最強キャラ:
- マリオ(トラベラー):バランス型で初心者向け。
- クリボー:軽量級で加速力高め。狭いコースで有利。
- ウシ:重量級でスピード特化。直線コースで無類の強さ。
最強カート:
- コゲッソー:
加速と曲がりやすさが優秀。初心者から上級者まで対応。 - スターモービル:
スピード特化。直線が多いコースで最強。 - ビッグブル:
安定性高く、中級者向け。
レースのテクニック
- チャージジャンプ活用:
障害物回避だけでなく、着地時のターボで加速。タイミングが重要。 - アイテム管理:
後方からの甲羅を防ぐため、バナナや甲羅を後ろに保持。 - コース間の移動戦略:
移動ルートは直線が多いが、隠しショートカットやアイテムボックスを活用。 - サバイバルモードのコツ:
中盤までアイテムを温存し、終盤で一気に攻める。
マリオカート ワールドの評価と課題
評価
- グラフィックとBGM:
Switch 2の性能を活かし、遠景の美しさやBGMの豊富さが好評。コース間のシームレスな移動は没入感を高める。 - キャラとコースの豊富さ:
50キャラ、100以上のコスチューム、200曲以上のBGMでボリューム満点。 - 新モードの革新:
サバイバルやフリーランは新鮮。24人レースの迫力はシリーズ随一。
課題
- オープンワールドの単調さ:
移動ルートの直線が多い点が単調との指摘。 - マシンカスタマイズの簡略化:
タイヤやグライダーのカスタムがなく、物足りなさを感じるプレイヤーも。 - DLCの未実装キャラ:
パックンフラワーやクリボーの一部コスチュームが未解放との報告。
まとめ
マリオカート ワールドは、シリーズの歴史を継承しつつ、オープンワールドや24人レースといった大胆な革新を果たした作品です。初代スーパーマリオカートから続くアイテムの戦略性やパーティーゲームの楽しさはそのままに、広大なマリオワールドを自由に駆け巡る体験は新鮮そのもの。50以上のキャラ、100以上のコスチューム、200曲以上のBGMといった圧倒的なボリュームも魅力です。
総評:初心者からシリーズファンまで楽しめるが、オープンワールドの移動ルートやカスタマイズの簡略化は好みが分かれる。コゲッソー+マリオの組み合わせでまずはグランプリを楽しみ、慣れたらサバイバルモードやオンラインレースに挑戦するのがおすすめ。
今後の展望:
DLCで新キャラやコースの追加が期待され、Switch 2の普及とともにさらなる盛り上がりが予想されます。詳細は公式サイト(https://www.nintendo.com)でチェック。

参考:
任天堂公式サイト: https://www.nintendo.comマリオカート8 デラックス公式ページ: https://www.nintendo.com/games/detail/mario-kart-8-deluxe-switch
マリオカート ツアー公式ページ: https://mariokarttour.com
任天堂公式Xアカウント:
ファミ通.com: 「マリオカートシリーズ30周年特集」
IGN Japan: 「マリオカート ワールド 先行レビュー」
4Gamer.net: 「マリオカート ワールド 開発者インタビュー」
Wikipedia: 「マリオカートシリーズ」


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